1人の熱狂的なファンが思い詰めた先に待っていたもの。。それは承認欲求なのか〜『ザ・ファン』

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ロバート・デ・ニーロが魅せる、サイコな演技✨

デ・ニーロの狂気の演技が光るサイコスリラーを紹介します。

名作曲家、ハンス・ジマーの穏やか、かつ時に激しいスコア(楽曲)が観る人の心を打ちます。

『ザ・ファン』

『ザ・ファン』
(引用元:amazon.co.jp)

◉作品カテゴリー

人にゾッとする作品

◉”人にゾッとする”ランク

評価 :4/5。

◉U-NEXT評価

評価 :4/5。

メジャーリーグのスタープレーヤー、

ボビー・レイバーン(ウェズリー・スナイプス)の大ファンであるギル(ロバート・デ・ニーロ)は、

野球に夢中になるあまり、息子を球場に置いてきてしまうほどのメジャーリーグ狂。

自分本位な性格で、自分の興味・関心を他人にも分かってもらおうと価値観を押し付けます。

(※画像はイメージであり、本作品とは関係ありません。)

ボビーのスタジアムへの登場とともに流れる、鳥肌が立つほどのハンス・ジマーのスコア。

映画音楽作曲家が作品に与える影響は量り知れないと思います。

本作品とは直接関係ありませんが、

いずれ映画音楽作曲家、ハンス・ジマーのことは特別に記事にしたいと思います。

大好きな野球にうつつを抜かしていたギルは営業成績が悪く、ついに仕事をクビになってしまいます。

仕事を失い、その狂気的性格から、愛する息子へも『接近禁止命令』を出され、次第に思考が。。

それと時を合わせるように、ボビーはスランプに。

まったく成績が振るわず、観客からも見放されるように。。

『どれだけ調子が悪い時でも、俺は応援してるぜ。』

熱烈なファンの一方的な思い。

思い込みというのは恐ろしい。。

あるラジオ番組でギルが直接ボビーと対話できたことにより、

ギルの思い込み(ボビーへの思い)はますます加速し、、

ついに取り返しのつかない結果を招いてしまいます。。

皮肉にも同じチームのライバルである選手が不慮の死を遂げたことにより、

ボビーはチームの中心選手に。それとともにボビーは調子が戻り、成績も好調。

(※画像はイメージであり、本作品とは関係ありません。)

ファンの熱量というのは恐ろしいものです。

ボビーの私生活にまでストーカーまがいの行為で追っかけ回し、そしてまた自身の価値観を押し付ける。。

ボビーは言う。

ライバル選手の死をきっかけに、自身の価値観が変わったと。

たかが野球。リラックスして臨めばいい。

これは1人の人間として、良き気づきであるように思えます。

しかし、熱烈なファンは、自身が崇めるプレーヤーがそんな思いにはむしろ無関心。

デ・ニーロの狂信的な演技にはゾッとするものがあります。

いや、その変わり身の速さにはむしろ、感嘆すら覚えます。。

満面の笑みを浮かべていたかと思うと、次の瞬間には相手を睨みつけるような鬼の形相に。

それがわずか数十秒の間に複数回、繰り返される。。

これがデ・ニーロ。

人は時に、相手にも同じ価値観を求めてしまう。。

(※画像はイメージであり、本作品とは関係ありません。)

『なぜ、俺と同じ思いを持たないのか?』

完全に一方的な思い込みなんですが、、

自分が愛するスター(アイドル)は、いつまでも自分の理想の姿でいてくれ。。

そんな自分本位な願いは、たとえばアイドル歌手や、愛する俳優に求めがちですよね。。

しかし、思わぬ結末、誰それと結婚したとか、思いがけず犯罪で逮捕されてしまったとか。。

『何をやってるんだ!!』

相手に対する愛が深ければ深いほど、その憤りも激しくなるもの。。

相手も同じ人間なのに。。

1人の人間をスター扱いするのは、ある意味、そういう危険な思考を持つ人間を生み出すリスクがあるということです。

中には、自分自身の人生そのものを捧げるような人も出てしまうのですから。。

この作品を通して、あらためて人間の持つサイコな一面、”闇”を見た気がしました。

それだけ、デ・ニーロの演技が素晴らしかったということです。

人には、恐ろしい”狂気の一面”がある。

今作品でそれを味わってほしいと思います。

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