”残りわずかの命”と知った時に、人は何を思うのか〜『八月のクリスマス』
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名優ハン・ソッキュとシム・ウナの共演
『八月のクリスマス』。
悲しい結末で終わるサッドムービー作品が多いとされる韓国映画の中でも珠玉の一作です✨
ソウルで小さな写真店を営むジョンウォン(ハン・ソッキュ)は心優しい青年。
そこにある日、写真の現像をお願いしたいと、駐車取締り係のタリム(シム・ウナ)が現れ。。
2人は言葉を交わすうち、互いに少しずつ惹かれ合いますが、、
実はジョンウォンは難病の持ち主で、残された命はあとわずか。。
誰にでも好かれる笑顔の持ち主、ジョンウォン(ハン・ソッキュ)。
ケンカする子どもたちを仲裁したり、
写真の撮り直しに無料で応じてあげたり、
関わるすべての人を笑顔にしていく、心優しい青年を、
名優ハン・ソッキュが見事に演じています。
さすが、と言いたくなるほどの演技の安定感。
そして、これまた名優のシム・ウナ。
最初はそっけないふりを見せながらも、少しずつジョンウォンに心を寄せ、
時に強引に迫る素直な女性を見事に演じています。
さらに、他愛もないソウルの日常をほのぼのとした雰囲気で映し出している本作ですが、
それとは対照的に、切なく物悲しいBGMが今作品を一層素晴らしいものに。

BGMが全くなければ、ほっこりしたソウルの日常の雰囲気に癒されるだけで終わるでしょうが、、
少し悲しげに響く音色が、余命いくばくもないジョンウォンの心を代弁しているようで、
少し悲しくなります。。
ジョンウォンとタリムの気持ちに思わず感情移入してしまう。。
ソウルで小さな写真店を経営するジョンウォンの元に、
駐車取締り員のタリムが現れ、余命いくばくもない彼の日常が少しずつ変化していきます。
ジョンウォンの人柄を目にするたび、少しずつ惹かれていくタリム。
なんだか、ほっこりするような、微笑ましいシーンを見るにつけ、
ジョンウォンにとってはこの日常がそんなに続くものではない、
ということを考えさせられてしまいます。
実際、ジョンウォンがふとした時に流す涙、
そしてある夜、震えながらむせび泣くその姿に、思わず感情移入してしまうのです。
人に優しく、己に厳しい性格であろう、好青年のジョンウォンだけに、
その悲痛な心の叫びが、伝わってくるようです。

自分自身、そして自分の思い出の対象となる人たちを写真に収めていくジョンウォン。
自分の死後のことを考え、いろいろと家族のために書き残していく。
タリムとの距離が縮まるにつれて、真実を言えなくなるジョンウォン。
その気持ちが切なく、辛いですね。。
そんなこととは知らないであろう、タリムの純真な笑顔。
デートをする中にまで発展し、タリムからしたら、
まさかそんなことが彼の身に待っているとは思いもよらないことでしょう。
それがかえって、涙を誘う要因にもなっています。
涙なしには見られない、”サッドムービー”の中でもピカイチの名作と言えるでしょう。
韓国映画を好きな方であれば、間違いなく必見の作品です。
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