罪を犯すのも人間であり、それを許すのも人間〜『デビル』
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密室のシチュエーションスリラーに目が離せなくなる。。
皆さん、M.ナイト・シャマランという映画監督はご存知でしょうか?
インド系アメリカ人であり、彼の作品は見るものを思わず唸らせるような、
考え込ませるような、スリラー系のものが多いです。
そんな彼の作品の中でも特におすすめしたい『デビル』を今回は紹介します。

◉作品カテゴリー
Uncanny(不気味な/恐ろしい)作品
◉Uncanny(不気味な/恐ろしい)ランク
◉U-NEXT評価
“悪魔は猛る獅子のごとく食らう者を求む"
(『新約聖書』より)
いきなり、こんなダイアローグで始まる今作品。
『なんだ、悪魔が登場するオカルト系のホラー映画か、、。』
それがめっぽう好きな方ならいいでしょうが、、
この『デビル』という作品は違います。
M.ナイト・シャマランらしさが出ていると言いましょうか、、。
あれこれ説明するより、実際に観ていただければお分かりかと思います。
これが単なる悪魔が出てくるだけのオカルト系ならわざわざ取り上げたりしません。
で、ざっくりとしたストーリー展開ですが、、
ビルから飛び降り自殺をしたと思われる男の遺体を発見した刑事は、
この件を不可思議に思い、飛び降りたと思われるビルへ向かいます。
ビルの中では一つのエレベーターの中に乗り合わせた5人の男女が。。
そして上昇中に突然エレベーターが停止。
イラつく5人。

不具合を起こしたエレベーターを点検するため、
作業員が再起動のためいったんエレベーターの電源を切ることに。
ほんの少しの間、暗闇となったエレベーター内で起こる数々の不可思議な出来事。
作業員が操作もしてないのに、頻繁に消えるエレベーター内の照明💡
その度に、、恐ろしい出来事が。。
ここだけを見れば、完全な密室でのシチュエーションスリラーと言えましょう。

人間を善悪の価値基準だけで判断してしまうのはどうかと考えさせられる。。
エレベーターの不具合発生時から、ずっと監視カメラ越しに状況をみていたビル警備員。
悪魔の存在を主張するその警備員に対し、刑事はそれを否定。
悪魔の存在以前に、人間は充分、邪悪だと。。
次々と起こる悲惨な出来事。
誰もが疑心暗鬼になり、自分以外の人間を疑うように。。
すべては闇の中で発生し、誰も危害を加えた様子をはっきり見ていないのですから、
自分以外の人間を疑いたくなるのも当然です。
この場面設定だけなら、他にいくらでも類似作品がありそうですが、、
M.ナイト・シャマラン監督が一味違うのは、
常に作品を見る側に、何らかの重大なメッセージを投げかけているところです。
少なくとも、私はそのように感じました。
この作品を見て思ったのは、誰にでも事件の加害者となり、被害者となる可能性があるということ。
『あいつは前科があるから、悪人だから、、』
という偏見、決めつけだけで判断してしまうのは必ずしも的確ではない、ということ。
今作品は、ある意味、この世における教訓を示しているのではないかと。
今ひとつ伝えきれないところがあるかもしれませんが、
この記事をお読みになり、少しでも関心が持てたら一度ご覧ください。
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